公務災害(読み)コウムサイガイ

デジタル大辞泉 「公務災害」の意味・読み・例文・類語

こうむ‐さいがい【公務災害】

公務員が、その業務に起因して負傷したり疾病にかかったりすること。→労働災害

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「公務災害」の解説

公務災害

公務員が公務中に死亡事故に遭ったり、過重な勤務病気になったりすること。企業労働者の労災に当たる。民間は専門機関の労働基準監督署が調査、認定するのに対し、国家公務員の場合は所属先の省庁が調べて認定し、国が損害を補償する。心臓や脳の血管疾患を発症した場合、人事院は民間の過労死ラインと同様に「発症前の1カ月間に100時間程度の超過勤務」「発症前の2カ月から6カ月間に平均月80時間程度の超過勤務」を認定基準としている。結果に不服があれば人事院に審査を申し立てることができる。

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世界大百科事典(旧版)内の公務災害の言及

【学校事故】より

…〈学校事故〉と慣習的に呼称されるが,法令上の用語ではない。学校施設の火災,水害などは〈学校災害〉,教職員にかかわる事故は〈公務災害〉としておのおの法令,条例の規定がある。学校事故は1960年代から激増しはじめ,81年度学校安全会の給付件数だけで125万件に及ぶ。…

※「公務災害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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