公様(読み)オオヤケザマ

デジタル大辞泉 「公様」の意味・読み・例文・類語

おおやけ‐ざま〔おほやけ‐〕【公様】

[名・形動ナリ]
天皇朝廷に関する方面。また、そのさま。
「世の中騒がしくて、―に物のさとし繁く」〈・薄雲〉
形どおりであること。表向きであること。公式であること。また、そのさま。
「例の―なるべし」〈紫式部日記

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精選版 日本国語大辞典 「公様」の意味・読み・例文・類語

おおやけ‐ざまおほやけ‥【公様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 天皇、朝廷、国家など公的な物事に関する方面。また、そのさま、やり方。おおやけがた。おおやけがたざま。⇔私様(わたくしざま)
    1. [初出の実例]「その年、おほかた、世の中さわがしくて、おほやけざまに、物のさとし繁く、のどかならで」(出典:源氏物語(1001‐14頃)薄雲)
  3. 公式的なこと。表だつさま。表向き。かたどおり。ひととおり。
    1. [初出の実例]「年ごろも、おほやけさまの、折々の御とぶらひなどは、きこえならはし給ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

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