公界者(読み)クガイモノ

デジタル大辞泉の解説

くがい‐もの【公界者】

世間に出しても恥ずかしくない者。世間に顔出しのできる者。
「算置きも―ぢゃ。なぜに打擲(ちゃうちゃく)召された」〈虎寛狂・居杭
見えを張る者。
「傾城は―、五十両の目くさり金取り替へた僭上(せんしゃう)」〈浄・冥途の飛脚

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大辞林 第三版の解説

くがいもの【公界者】

世間体ていを重んじる人。公界人。 「傾城は-/浄瑠璃・冥途の飛脚
世間で認められている人。世の中に出しても恥ずかしくない人。公界人。 「いかにも見事にしあはするを利発人・-と申す/甲陽軍鑑 品四〇

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精選版 日本国語大辞典の解説

くがい‐もの【公界者】

※史記抄(1477)一二「魯仲連は人にも不仕して公界もので」
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)中「傾城はくがい物」

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