六十里越(新潟・福島県境)(読み)ろくじゅうりごえ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

六十里越(新潟・福島県境)
ろくじゅうりごえ

新潟県魚沼市(うおぬまし)と福島県南会津(みなみあいづ)郡只見町(ただみまち)の境にある旧南会津街道峠越えで、八十里越とともに会津南山御蔵入(あいづみなみやまおくらいり)通りの要衝であった。三国(みくに)街道の堀之内(ほりのうち)宿から小出(こいで)を通り、大白川(おおしらかわ)関所宿を経て六十里峠越えで只見川上流の田子倉(たごくら)に出る文字どおりの険しい山越えであった。現在は、JR只見線が通じ、これと並走して国道252号が通り、越後(えちご)と会津若松との最短交通路になっている。沿線には田子倉ダムの景勝地がある。

[山崎久雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android