日本歴史地名大系 「六箇七郷」の解説
六箇七郷
ろつかしちごう
現かつらぎ町域の紀ノ川南岸部の
六箇庄・六箇郷としても史料上に現れる。久安二年(一一四六)七月一〇日の鳥羽院庁下文案(根来要書)によれば、渋田郷の南限は「六ケ庄北堺」とあり、長寛二年(一一六四)七月四日付の太政官牒案(同書)に渋田郷は「東限六箇庄西堺 南限同庄堺」とあるので、六箇庄は渋田郷(志富田庄)の東と南に接した地であったことが知られる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報