六蔽(読み)ロクヘイ

デジタル大辞泉 「六蔽」の意味・読み・例文・類語

ろく‐へい【六蔽】

仏語。清浄心をおおう六種悪心慳貪けんどん破戒瞋恚しんい懈怠けだい散乱愚痴

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精選版 日本国語大辞典 「六蔽」の意味・読み・例文・類語

ろく‐へい【六蔽・六弊】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。正しく清らかな心を蔽(おお)い、六波羅蜜実践を妨げる六種の悪心。すなわち、慳貪(けんどん)(ものおしみすること)・破戒・瞋恚(しんい)(怒ること)・懈怠(けだい)(なまけること)・散乱(心が落ち着かないこと)・愚痴(ぐち)(無知なこと)をいう。〔法華義疏(7C前)〕

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