朝日日本歴史人物事典 「六角満高」の解説
六角満高
生年:応安2/正平24(1369)
南北朝・室町時代の守護大名。近江国(滋賀県)守護佐々木(六角)氏頼の嫡子。幼名亀寿丸。応安3/建徳1(1370)年に父氏頼が死去すると,満高の後見人として(京極)高詮が近江国守護となった。しかし永和3/天授3(1377)年,高詮が六角家から追放されるのに伴って,幼少ながら名実ともに家督を継ぐこととなった。なお応永17(1410)年には,飛騨国(岐阜県)国司姉小路尹綱討伐の命に従わなかったため,近江国守護職を解任されたことがあり,翌18年,一時的に青木武蔵守持通が守護に補任されている。しかしほどなく守護に再任され,のち子の満綱に家督を譲った。<参考文献>『近江蒲生郡志』2巻
(宇野日出生)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報