共同住居(読み)きょうどうじゅうきょ(その他表記)common dwelling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共同住居」の意味・わかりやすい解説

共同住居
きょうどうじゅうきょ
common dwelling

血縁ないし地縁でつながった比較的多数の人々がともに居住する,通常1つの大きな家屋,部屋,屋敷などをいう。居住様式は各民族ごとに多様な様式を有している。共同住居には,ボルネオイバン族ロングハウスのように,いくつかの部屋 bilekが接続しているもの,ミンダナオのマンダヤ族の樹上家屋中庭を共有する大きな建物に 100人以上が居住するアフリカのロサーラ族の例などがある。内部構成をみると,小家族が自由に結合したもの,拡大家族を形成するもの,一夫多妻による複合家族を内包するもの,インドのナヤール族のように日常成員として父=夫が含まれない大家族も存在する。さらにルソンボントク族の集会所のように,未婚子女や老人が共同で生活するものもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む