共和政ローマ(読み)きょうわせいローマ

旺文社世界史事典 三訂版 「共和政ローマ」の解説

共和政ローマ
きょうわせいローマ

古代ローマ前半期における共和政体(前509〜前27)
ラテン人によってティベル川河口に建国された都市国家ローマは,最初は王政だったが,前509年ごろから貴族による共和政に移った。元老院が大きな権限を有していたが,前270年ごろまでにイタリア半島を統一するとともに,それに貢献したプレブス(平民)の台頭につれて彼らも政治に参加し,重装歩兵市民団中心の共和政が大いに発展した。3回にわたるポエニ戦争によってローマが地中海世界を制覇すると,重装歩兵市民団の没落がみられるようになり,傭兵が増加した。そして,ラティフンディアの発展とともに私兵団をもつ有力者による寡頭政治へと移り,カエサルの独裁をへて前27年オクタヴィアヌスが全地中海地域を統一し,事実上の帝政となるプリンキパトゥス(元首政)が始まった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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