共有山(読み)ムヤマ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「共有山」の意味・わかりやすい解説

共有山
きょうゆうやま

入会山 (いりあいやま) と呼ばれることが多く,集落単位や組単位で所有する林野をいう。勝手に個人が処分,利用できず,一定の条件をつけて利用している例が多い。きのこなどには口明けと称して一定の採取期間を決めたり,樹木伐採の場合も一定の木に限って許すなどの例や,家で使用する燃料肥料にするための草木だけが自由利用を認める例などがあり,共同体ごとに規制されている。これらの約束を破った場合村八分にされることが多く,共同労働である村仕事として木の下刈りなどに参加を強要された。また収益を共同分配したり,村の公共施設の新改築の費用にしたりすることも多い。近代に入り,新しい行政村に組入れられる過程で私有化がふえるなど,共有山は次第に減少しつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む