兵器級プルトニウム(読み)ヘイキキュウプルトニウム(その他表記)weapon grade plutonium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兵器級プルトニウム」の意味・わかりやすい解説

兵器級プルトニウム
へいききゅうプルトニウム
weapon grade plutonium

プルトニウムのうち,核分裂性のプルトニウム (質量数 239および 241) の割合が 93%以上含むものをさす。軽水炉中の使用済み核燃料に含まれるプルトニウムを原子炉級プルトニウムと呼びただ,核分裂性のプルトニウムの割合が全体の 70%である。しかし,原子炉の中で中性子を吸収すると次第に質量数の大きなプルトニウムに変化していく。冷戦が終結し核弾頭の解体が進められるなかで,貯蔵施設をもたない旧ソ連のプルトニウムが問題になっている。高速増殖炉の燃料としての使い道はあるが,高速増殖炉の実用化が遅れていることもあり処理に手間取っている。

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