具足塚古墳(読み)ぐそくづかこふん

日本歴史地名大系 「具足塚古墳」の解説

具足塚古墳
ぐそくづかこふん

[現在地名]西宮市高座町

六甲ろつこう山地の東麓にあたるうえはら台地の端部、標高三二メートルに位置する。よろい塚ともよばれる。昭和四九年(一九七四)に発掘調査が行われ、整備・保存されている。「摂津志」には広田ひろた山中に円塚二基があるとみえ、そのうちの一基とみられる。市域に現存する最大の横穴式石室墳で、墳丘の径約一七メートル・高さ約四メートルの六世紀半ばの円墳。南向きの片袖式石室は全長約八・七五メートル、玄室長約三・五メートル、幅約二・一メートル。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android