典鋳司(読み)テンジュシ

大辞林 第三版の解説

てんちゅうし【典鋳司】

〔「てんじゅし」とも〕
律令制で、大蔵省に属し、金属器・ガラス器・玉器の製作に携わった官司。774年、内匠寮に併合された。いもののつかさ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

てんじゅ‐し【典鋳司】

〘名〙 令制で、大蔵省所管の官司の一つ。金・銀・銅・鉄の鋳造、瑠璃(るり)の細工、および玉作りなどをつかさどり、またこれらの作業を行なう工戸の戸籍も管理する。正一人、佑一人、大少令史各一人、雑工部十人などから構成された。てんちゅうし。宝亀五年(七七四)、内匠寮に併合された。典鋳。〔令義解(718)〕

てんちゅう‐し テンチウ‥【典鋳司】

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世界大百科事典内の典鋳司の言及

【鋳物師】より

…飛鳥時代以後,造仏の盛行により鋳造技術も著しく進歩した。鋳工は畿内を中心に山陽道,大宰府等の各地に散在していたが,律令制下,大蔵省被官の典鋳司および鋳銭司,諸寺院の鋳物所などに組織された。しかし典鋳司は実質的には機能せず,728年(神亀5)内匠寮に併合される。…

※「典鋳司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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