典鋳司(読み)テンチュウシ

  • てんじゅし
  • てんちゅうし テンチウ‥
  • てんちゅうし〔テンチウ〕
  • 典▽鋳司

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 令制で、大蔵省所管の官司の一つ。金・銀・銅・鉄の鋳造、瑠璃(るり)の細工、および玉作りなどをつかさどり、またこれらの作業を行なう工戸の戸籍も管理する。正一人、佑一人、大少令史各一人、雑工部十人などから構成された。てんちゅうし。宝亀五年(七七四)、内匠寮に併合された。典鋳。〔令義解(718)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の典鋳司の言及

【鋳物師】より

…飛鳥時代以後,造仏の盛行により鋳造技術も著しく進歩した。鋳工は畿内を中心に山陽道,大宰府等の各地に散在していたが,律令制下,大蔵省被官の典鋳司および鋳銭司,諸寺院の鋳物所などに組織された。しかし典鋳司は実質的には機能せず,728年(神亀5)内匠寮に併合される。…

※「典鋳司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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