内史(読み)ナイシ

デジタル大辞泉 「内史」の意味・読み・例文・類語

ない‐し【内史】

中国官名代に始まり春官に属したが、代には京師の治をつかさどった。代には中書令異名
内記唐名

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精選版 日本国語大辞典 「内史」の意味・読み・例文・類語

ない‐し【内史】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国、周代にはじまる官名。春官に属し、爵祿廃置殺生与奪の八つを掌った。秦・漢には京師の治にあたる官をいい、また唐代では中書令の異名。
    1. [初出の実例]「晁錯を内史の官に任ず」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・十月之交〕
  3. 内記(ないき)の唐名。
    1. [初出の実例]「同内史滋貞主追和武蔵録事平五月訪幽人遺跡之作」(出典文華秀麗集(818)中)

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