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堀/濠/壕 ホリ

世界大百科事典 第2版の解説

ほり【堀】

濠とも書く。地面を長く線状に掘って,水をたたえ,また通した所で,運輸,防御,灌漑給排水などを目的としてつくられた。水のない場合は空堀という。外敵から守るため,集落の周囲に堀を設けることは先史以来行われ,縄文・弥生時代集落址にも周濠が認められるものがある。古代では,仁徳天皇が難波高津宮の北の原野を掘り,南の水(大和川)を引いて西の海(大阪湾)へ入れた堀江,斉明天皇が大和香具山の西から石上山まで,延べ約3万人の人夫を要して掘らせた〈狂心(たぶれこころ)の渠〉などの伝承があるが,664年(天智3)に大宰府防衛のために築かれた水城(みずき)は,高さ14m,延長1kmの土塁,東西の門址,礎石が残る。

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大辞林 第三版の解説

ほり【堀】

姓氏の一。

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世界大百科事典内の堀/濠/壕の言及

【城】より

…8世紀の陸奥の多賀城,それをとりまく桃生(ものう)城,伊治城,玉造柵などや,出羽の秋田城は丘陵に立地する平山城であり,9世紀の胆沢(いさわ)城,志波城は北に川をみる台地上での平城,徳丹(とくたん)城,城輪柵遺跡はまったくの平城で,払田(ほつた)柵遺跡では中央政庁を小丘に築き平地にをめぐらしている(図)。国府都城【坪井 清足】
【中世】
 戦国時代の城を例に城の基本的な構造を述べると,将兵の宿営する建物や倉庫を建てる場所,あるいは戦闘の足場や陣地を確保するために削平された平場が曲輪(くるわ)(郭)で,これを防御する施設としてや土塁のような普請(土木)物,柵,塀,(矢倉),木戸のような作事(建築)物が付属する。山城(やまじろ)では,自然の斜面やこれを補強した切岸が防御施設の代りになるので,堀(空堀,壕)や土塁の伴わない場合があるが,平城では地続きを遮断するための堀(水堀,濠)は不可欠の要素である。…

※「堀/濠/壕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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