内属(読み)ナイゾク

デジタル大辞泉 「内属」の意味・読み・例文・類語

ない‐ぞく【内属】

[名](スル)
外国属国として服従すること。また、外国人が帰服して来住すること。
百済―するに至りて漢字漸く我国に伝わり」〈田口日本開化小史
inherence哲学で、物のさまざまな性質がその属する実体に対してもつ関係

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精選版 日本国語大辞典 「内属」の意味・読み・例文・類語

ない‐ぞく【内属】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他国に服従して属国になること。また、他国人が帰服して来往すること。
    1. [初出の実例]「呂嘉はいやなにか内属しごとはいやと云て〈略〉王をも漢からの使の終軍をも殺すぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)八)
    2. [その他の文献]〔史記‐南越尉佗伝〕
  3. ( [英語] inherence の訳語 ) 哲学で、偶性が実体に対して持つ関係。たとえば、「赤」という偶性が「紙」という実体に属する関係。

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普及版 字通 「内属」の読み・字形・画数・意味

【内属】ないぞく

帰服する。

字通「内」の項目を見る

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