内店(読み)うちみせ

精選版 日本国語大辞典 「内店」の意味・読み・例文・類語

うち‐みせ【内店・内見世】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 露店行商などに対して、家を構え、屋内で商う店。
    1. [初出の実例]「内みせ出見せ尺地(せきち)もなく」(出典滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)八)
  3. 江戸時代、江戸品川の遊里で表見世(おもてみせ)に出ない遊女がいる控えの部屋。また、その遊女。
    1. [初出の実例]「みせばんでないものは、みな内みせにをりやす」(出典:洒落本・古契三娼(1787))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android