内校(読み)ウチコウ

精選版 日本国語大辞典 「内校」の意味・読み・例文・類語

うち‐こう‥カウ【内校】

  1. 〘 名詞 〙 印刷所の社内校正係が、校正刷りを発注者に見せる前に、その誤植などをなおすこと。ないこう。
    1. [初出の実例]「先方でいちおう原稿とゲラズリを見くらべて、内校(ナイコウまたはウチコウ)をして」(出典:造本と印刷(1948)〈山岡謹七〉九)

ない‐こう‥カウ【内校】

  1. 〘 名詞 〙うちこう(内校)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の内校の言及

【校正】より

…校正の順序としては,原稿そのものについて整理をかねてする原稿校正もあるが,活字組版の場合,一般には印刷所内で植字工が組み上げると,これを仮刷りし(この仮刷りを校正刷り,または植字用の組盆をゲラ(英語のgalleyをなまったもの)と称する関係からゲラ刷りともいう),それを他の係が原稿と照合してひととおりの校正をするところから始まる。これをうち校正または単に内校と呼ぶ。内校によって組版はまず修正される(この作業を差換えという)。…

※「内校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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