コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

内間御殿 うちまうどん

1件 の用語解説(内間御殿の意味・用語解説を検索)

国指定史跡ガイドの解説

うちまうどぅん【内間御殿】


沖縄県中頭(なかがみ)郡西原町嘉手苅にある屋敷跡。沖縄本島の南部に位置し、琉球王国を治めた第二尚氏(しょうし)初代の尚円王(金丸(かなまる))が、内間地頭になったときの住居跡で、王位につくまでの15年間住んだといわれている。尚円王の死後、第二尚氏ゆかりの地として、住居跡の聖地化がはかられ、17世紀に茅葺きの神殿(東江(あがりぃ)御殿)が建設された。その後、西江(いぃりぃ)御殿が築かれ、屋根を瓦葺きに変えたり、竹垣を石垣に変えたりしながら、尚敬王(在位1713~51年)のときには、石造の先王旧宅碑が造られて聖地として完成する。琉球石灰岩を相方(あいかた)積みにした石垣は当時のままで、敷地には樹齢450年以上のサワフジ(サガリバナ)があり、戦前には堂宇の中に守られていたが、沖縄戦の被害を受けて、現在ではほぼ台座だけの状態になった先王旧宅碑、御殿の基壇などが残されている。村落における祭祀の定着にともなって、周辺には拝所などもできており、沖縄における祭祀信仰の実態を知るうえで重要とされ、2011年(平成23)に国の史跡に指定された。那覇空港から車で約32分。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
この内容は執筆時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典内の内間御殿の言及

【西原[町]】より

…那覇市に近接するため住宅地化が進み,琉球大学も那覇市首里から移転した。第二尚氏王統の始祖尚円の屋敷跡〈内間御殿(うちまうどん)〉がある。【堂前 亮平】。…

※「内間御殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

内間御殿の関連キーワード沖縄県中頭郡西原町上原沖縄県中頭郡西原町内間沖縄県中頭郡西原町翁長沖縄県中頭郡西原町我謝沖縄県中頭郡西原町嘉手苅沖縄県中頭郡西原町兼久沖縄県中頭郡西原町幸地沖縄県中頭郡西原町呉屋沖縄県中頭郡西原町桃原沖縄県中頭郡

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone