瓦葺き(読み)カワラブキ

デジタル大辞泉 「瓦葺き」の意味・読み・例文・類語

かわら‐ぶき〔かはら‐〕【瓦×葺き】

瓦で屋根を葺くこと。また、その屋根。
仏寺をいう斎宮忌み詞
[類語]草葺き茅葺きわら葺き笹葺き板葺き檜皮ひわだ葺きこけら葺きとんとん葺き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

リフォーム用語集 「瓦葺き」の解説

瓦葺き

陶器製(粘土瓦)や石(石瓦)、セメント(セメント瓦)、金属製(銅瓦など)のものを用いた、瓦を用いて屋根を仕上げる事。耐久・耐火・耐熱性を持ち、瓦一つ一つが容易に取り外しが可能なため、1枚が割れても取替えが可能で修理がしやすいが、強風や揺れなどに弱い。

出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報

不動産用語辞典 「瓦葺き」の解説

瓦葺き

重なり合うような曲面形状に作られた粘土製の板を「瓦」といい、この瓦によって屋根を覆うことを「瓦葺き」といいます。
「瓦葺き」は、耐久性には富んでいますが、金属・スレートなどと比べると重く、吸水性が高いなどデメリットもあります。

出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の瓦葺きの言及

【社寺建築構造】より

… 屋根の各部には,棟,降棟(くだりむね),隅棟(すみむね),稚児棟(ちごむね),箕甲(みのこう),螻羽(けらば)などの名がある(図3)。材料としては,瓦,檜皮(ひわだ),柿(こけら),茅(かや),銅板が普通であるが,古くは寺院は瓦葺き,神社は茅葺きが本来の姿で,今日でも伊勢神宮は茅葺きの伝統を伝えている。檜皮葺きはヒノキの樹皮を,柿葺きは薄く割った木片を葺いたもので,柿葺きは厚さ2mmくらいの薄板のものをいい,4~7mmのものを木賊(とくさ)葺き,9~30mmの厚いものを栩(とち)葺きなどという。…

※「瓦葺き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android