内馬場村(読み)うちばばむら

日本歴史地名大系 「内馬場村」の解説

内馬場村
うちばばむら

[現在地名]猪名川町内馬場伏見台ふしみだい

上原かんばら村の北東にある。中世多田ただ庄のうちで、永和元年(一三七五)七月二五日の諸堂造営棟別銭郷村注文(多田神社文書)に「内馬場村」とみえ、村内の九家が多田院(現川西市)の法花堂・常行堂・地蔵堂の造営のための棟別銭を納めている。文明一八年(一四八六)と永正三年(一五〇六)多田庄段銭結解状では本田一町六段に対して二一〇文、同じく七〇〇文、新田五町八段二〇歩(現地一町七段)に対して八八五文、同一貫文の段銭が納められている。


内馬場村
うちばばむら

[現在地名]天理市内馬場町

布留ふる村東南部の谷間集落。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)には「内馬場懸橋庄之内」とある。「国民郷士記」に内馬場主水正の名がみえる。慶長郷帳の村高一三六・二五石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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