冊書(読み)さくしょ

精選版 日本国語大辞典 「冊書」の意味・読み・例文・類語

さく‐しょ【冊書】

  1. 〘 名詞 〙 天子が臣下に命令する文書。また、祭祀(さいし)のとき、尊号諡号(しごう)封地などを授けるときの文書。
    1. [初出の実例]「史官読到日本王、相公怒裂明冊書」(出典:日本楽府(1828)裂封冊)
    2. [その他の文献]〔漢書‐公孫弘伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「冊書」の読み・字形・画数・意味

【冊書】さくしよ

天子の冊命(さくめい)の書。漢・班彪〔王命論〕夫(そ)れ匹を以て、ほ能く事理の致を推し、を探り、宗祀を無窮にうし、册書を春秋に垂る。而るを況(いは)んや大夫の事をや。

字通「冊」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android