精選版 日本国語大辞典 「写物」の意味・読み・例文・類語 うつし‐もの【写物】 〘 名詞 〙① 書物などを写し書くこと。また、もとのとおりに書き写したもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「結(つめる)〈略〉うつし物の紙たらずして細字なるはみるもうるさし」(出典:俳諧・類船集(1676)津)② まねてつくったもの。模造品。[初出の実例]「帰来て其曲を写して奏したれば、うつしものなれども人間の曲にましたぞ」(出典:四河入海(17C前)一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例