写物(読み)うつしもの

精選版 日本国語大辞典 「写物」の意味・読み・例文・類語

うつし‐もの【写物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書物などを写し書くこと。また、もとのとおりに書き写したもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「結(つめる)〈略〉うつし物の紙たらずして細字なるはみるもうるさし」(出典:俳諧・類船集(1676)津)
  3. まねてつくったもの。模造品
    1. [初出の実例]「帰来て其曲を写して奏したれば、うつしものなれども人間の曲にましたぞ」(出典:四河入海(17C前)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む