(読み)エン

デジタル大辞泉 「冤」の意味・読み・例文・類語

えん【冤】[漢字項目]

[音]エン(ヱン)(漢)
無実の罪。ぬれぎぬ。「冤枉えんおう冤罪雪冤
[補説]「寃」は俗字

えん〔ヱン〕【×冤】

無実の罪。ぬれぎぬ。冤罪。「をすすぐ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冤」の意味・読み・例文・類語

えんヱン【冤・寃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 無実の罪。ぬれぎぬ。
    1. [初出の実例]「卒(つい)曖昧を以て罪を得、貶謫されて以て死す。今に至るまで能くその冤を弁ずる者なし」(出典:本佐録序(1725))
    2. [その他の文献]〔枕中記〕
  3. うらみ。
    1. [初出の実例]「又罵辱藤菅根、而結其冤」(出典:読本春雨物語(1808)海賊)

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