冨田雅次(読み)トミタ マサジ

20世紀日本人名事典 「冨田雅次」の解説

冨田 雅次
トミタ マサジ

大正・昭和期の動物学者,生化学者



生年
明治22(1889)年8月7日

没年
昭和42(1967)年12月20日

出生地
兵庫県加古川市

旧姓(旧名)
高木

学歴〔年〕
京都帝大医科大学〔大正3年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正10年〕

主な受賞名〔年〕
帝国学士院東宮御成婚記念賞〔昭和11年〕「胎生化学への寄与

経歴
荒木寅三郎博士に師事。大正9年欧米に留学、12年長崎医科大教授、昭和10年台北帝大教授、山口県立医専校長、24年神戸大兼神戸女子薬科大教授、芦屋大各教授を歴任。日本学士院会員、ドイツ自然科学者学士院会員(ハレ大学)。動物学者として生体塩基、特にカルニチンの化学構造の決定、アミノ酸結晶について研究した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「冨田雅次」の解説

冨田雅次 とみた-まさじ

1889-1967 大正-昭和時代の生化学者。
明治22年8月7日生まれ。欧米留学後,大正12年長崎医大教授。のち台北帝大教授,山口県立医専校長,神戸大教授などを歴任。昭和11年胎生化学についての研究で学士院賞。昭和42年12月20日死去。78歳。兵庫県出身。京都帝大卒。旧姓は高木。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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