最新 地学事典 「冷濃塩酸試験法」の解説
れいのうえんさんしけんほう
冷濃塩酸試験法
cold hydrochloric acid test
炭酸塩鉱物,特に方解石,ドロマイト,マグネサイトの識別に用いる簡易野外試験法の一種。粗砕した試料を冷濃塩酸中に浸漬し反応度に差があることを利用。方解石の場合は試料片は冷濃塩酸と激しく反応して発泡するが,ドロマイトでは反応は緩やかで発泡も小さく,マグネサイトでは短時間ではほとんど目だった反応を示さない。正確な決定には染色法,示差熱分析,X線粉末回折法などとの併用が必要。
執筆者:坂巻 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

