凄切(読み)セイセツ

デジタル大辞泉 「凄切」の意味・読み・例文・類語

せい‐せつ【凄切/×悽切】

[名・形動]身にしみて悲しく、物寂しいこと。また、そのさま。
一種言うべからざる―の調」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「凄切」の意味・読み・例文・類語

せい‐せつ【凄切・悽切】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 悲しく身にしみること。きわめてものさびしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「一人の声の優れて高く又清く、一種言ふべからざる凄切(セイセツ)の調をなせるものあるを聞き出しつ」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉小尼公)
    2. [その他の文献]〔皮日休‐寒夜連句〕
  3. せいぜつ(凄絶)

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普及版 字通 「凄切」の読み・字形・画数・意味

【凄切】せいせつ

悲涼

字通「凄」の項目を見る

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