凌霄花科(読み)のうぜんかずらか

精選版 日本国語大辞典 「凌霄花科」の意味・読み・例文・類語

のうぜんかずら‐か‥かづらクヮ【凌霄花科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一二〇属六五〇種余りあり、つる植物または高木か低木。熱帯を中心に分布するが、南アメリカに多い。葉は普通、対生する複葉で、托葉がない。葉の先端が分枝した巻ひげになっているものがあり、巻ひげの形態をとるものでも、単純な巻ひげのもの、吸盤を備えているもの、および鉤になっているものがある。花は両性放射相称。通常、花軸は二叉分枝している。萼(がく)裂片は五。花冠は通常漏斗形か釣鐘形になり、五裂片が互いに重なり合っている。四本の雄しべが花冠と合生し、二強雄蕊になる。子房は上位で二心皮からなり二室。多数の胚珠がある。果実隔膜のある蒴果で平らな種子には大きな隔状の翼がある。日本には自生するものがないが、中国原産のノウゼンカズラは観賞用にしばしば栽培される。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む