凍裂(読み)トウレツ

デジタル大辞泉 「凍裂」の意味・読み・例文・類語

とう‐れつ【凍裂】

大木が凍結して、弾けるように裂けること。セ氏零下25度以下で起こる。

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精選版 日本国語大辞典 「凍裂」の意味・読み・例文・類語

とう‐れつ【凍裂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) こおりついて裂けること。
    1. [初出の実例]「此時正に沍寒の候なれば、藁を編みて包み、凍裂を防ぎたり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐投簡咸華両県諸子詩〕
  3. しもやけ。凍傷。
    1. [初出の実例]「手足皆な凍裂せんとして」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上六)
  4. 厳寒期に生きた大木が凍結し、弾けるような音をたてて縦に裂ける現象。摂氏零下二五度以下で起こる。

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普及版 字通 「凍裂」の読み・字形・画数・意味

【凍裂】とうれつ

寒さのため裂ける。漢・司馬相如上林の賦〕其の北は則ち夏に凍裂の地を含み、冰を(わた)り、河を(わた)る。

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