凝縮系(読み)ギョウシュクケイ(その他表記)condensed system

デジタル大辞泉 「凝縮系」の意味・読み・例文・類語

ぎょうしゅく‐けい【凝縮系】

物質系状態で、液体または固体、また両方を含む状態。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「凝縮系」の解説

凝縮系

不均一系で二種以上の相が平衡にある場合に,圧力変化が系の平衡状態にほとんど影響を与えないと見なせる系.このように固相および液相蒸気圧存在が,大気圧に比較して無視できるか少ない系では自由度はP+F=C+1となる[Wahlstrom : 1950, Edgar : 1974, 長倉ほか : 1998].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

化学辞典 第2版 「凝縮系」の解説

凝縮系
ギョウシュクケイ
condensed system

液相と固相のどちらか,あるいは両者のみを含む系.気相に対していう用語.凝縮系の相平衡を論じる場合,これに及ぼす圧力の影響は小さいから,多くの場合,成分物質の蒸気の圧力のかわりに,圧力を大気圧(101 kPa)に固定して簡単化することができる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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