処子(読み)ショシ

デジタル大辞泉 「処子」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し【処子】

未婚女性。おとめ。処女
「今一人の妹は猶―なり」〈鴎外訳・即興詩人
処士」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「処子」の意味・読み・例文・類語

しょ‐し【処子】

〘名〙 (「処」はとどまり居るの意)
① おとめ。きむすめ。処女。
文華秀麗集(818)下・奉和翫春雪〈滋野貞主〉「姑射遙聞一処子、王門時見五車輪」
※秋山図(1920)〈芥川龍之介〉「殆処子のやうに、当惑さうな顔を赤めました」

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普及版 字通 「処子」の読み・字形・画数・意味

【処子】しよし

処女。〔荘子、逍遥遊〕姑射(ばくこや)の山にりて居る。肌膚(きふ)冰(ごと)く、(しやくやく)として處子のし。五らはず、風をひ露を飮み、雲氣に乘じ飛し、四の外にぶ。

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