出張る(読み)デバル

デジタル大辞泉 「出張る」の意味・読み・例文・類語

で‐ば・る【出張る】

[動ラ五(四)]《「ではる」とも》
外のほうへ突き出る。出っぱる。「道に―・った岩」
仕事などをするために、ある所に出向く。出張する。「本社から―・って指揮をとる」

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精選版 日本国語大辞典 「出張る」の意味・読み・例文・類語

で‐ば・る【出張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ではる」とも )
  2. 外の方へ突き出る。でっぱる。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「此処にゃア石が出ばって居て」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)五下)
  3. 出かけて行って物事をする。出張(しゅっちょう)する。
    1. [初出の実例]「米取寺のあたり、くんじゅの所へ出張(テハル)故也」(出典浮世草子・好色通変歌占(1688))
    2. 「会社の社員自から募集地へ出張り」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三)
  4. 支店、出張所を設ける。
    1. [初出の実例]「近年江州より出張り、日野屋と称する」(出典:鴨の騒立(1838頃))

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