出盛る(読み)デサカル

デジタル大辞泉 「出盛る」の意味・読み・例文・類語

で‐さか・る【出盛る】

[動ラ五(四)]見物客などが盛んに出て来る。また、季節野菜果実が盛んに出まわる。「花見客が―・る」「白菜が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出盛る」の意味・読み・例文・類語

で‐さか・る【出盛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. さかんに出て来る。
    1. [初出の実例]「いよいよ人の出盛(デサカッ)て来る汐さきを見定め」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二上)
  3. 季節の農産物市場に出まわる。また、品物がさかんに産出される。
    1. [初出の実例]「多田の銀(かな)出盛(テサカリ)し有様書せける」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android