出羽貝塚(読み)でわかいづか

日本歴史地名大系 「出羽貝塚」の解説

出羽貝塚
でわかいづか

[現在地名]神栖町知手

国道一二四号沿いにあり、知手出羽しつてでわ貝塚・奥野谷おくのや貝塚ともよばれる。二〇〇平方メートル前後の貝塚と考えられていたが、昭和四〇年(一九六五)に約一〇〇平方メートルが発掘調査されたほか、国道の新設などで破壊され、大半が道路敷となり、一部が畑地内に残された。貝層は約一メートル。ハマグリサルボウアカニシアサリ、シオフキなどの鹹水産貝類で構成され、縄文前期の繊維土器も発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android