出陣式(読み)シュツジンシキ

デジタル大辞泉の解説

しゅつじん‐しき〔シユツヂン‐〕【出陣式】

武家時代、出陣に際して行われた儀式。大将が具足姿で床几に腰をかけ、打ち鮑(あわび)・搗(か)ち栗・昆布の3種を肴に三献をくんだ。
何か事を始めるにあたり成功・勝利を祈念して行う儀式。「体育大会への出陣式

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精選版 日本国語大辞典の解説

しゅつじん‐しき シュツヂン‥【出陣式】

〘名〙
① 中世の軍礼の一つ。出陣に際して吉日に行なった儀式。大将が小具足に鎧直垂(よろいひたたれ)のいでたちで吉方へ向かってすわり、打鮑(うちあわび)・勝栗・昆布の三種の肴(さかな)で献酬して、「打って勝って喜ぶ」の縁起を祝う。鎌倉時代は小具足姿、室町以後は鎧兜を着用して行なった。
② 旧陸軍で、出征の道途に部隊長が行なう儀式の一つ。
③ 何か事を始めるにあたり、勝利や成功を祈って行なう儀式。「知事選挙の出陣式」

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世界大百科事典内の出陣式の言及

【出陣】より

…武士が戦場に赴くことをいう。一般に出陣にさいしては出陣式が行われた。これは戦陣作法の一つで戦闘に臨み武将以下士卒が行う士気高揚のための儀式であった。…

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