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床几 しょうぎ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

床几
しょうぎ

肘掛けのない坐具。平安時代には胡床 (あぐら) ,床子 (しょうじ) と呼ばれ,公事に際して官人が用いた。大中小の3種があり,その形状は,「大さうじは其のてい,上は箕 (み) の子にて長さ三尺ばかり,脚の高さ二尺ばかりなるを,二つさしあはせて据ゑて,上に高麗を唯半帖のやうに打裏を付けて敷きて,其の上に菅円座を敷きたり」 (『雅亮装束抄』) とある。

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デジタル大辞泉の解説

しょう‐ぎ〔シヤウ‐〕【床×几/××几/将×几】

脚を打ち違いに組み、尻の当たる部分に革や布を張った折り畳み式の腰掛け。陣中・狩り場・儀式などで用いられた。
数人掛けられる程度の横長に作った簡単な腰掛け台。
[補説]「几」は「机」と書くこともある。

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百科事典マイペディアの解説

床几【しょうぎ】

戸外で用いる移動用の腰掛。公家は六位以下の官人により立礼(りゅうれい)のとき使用。武家は軍陣・狩猟の際に主将の料として用い,携帯に便利なよう皮・布を張った折畳み式とした。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうぎ【床几】

(1)折りたたみ式の腰掛け。座にひもや皮,布などを張り,脚はX形に組み,持ち運ぶのに便利に作られている。古代から中世にかけては胡床(牀)(こしよう)と呼ばれていた。胡床はすでに古墳時代後期の埴輪にみられ,戦陣や狩場,また宮廷の儀式や貴族の外出用に用いられた。室町時代ころに床几と呼名が変わり,戦陣で将つまり指揮官が掛けるので将几とも書いた。近世の床几は蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)で飾られたものが多い。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

しょうぎ【床几/牀几/将几】

➀野外で用いる腰掛け。脚を中央で X形に交差させ、上端に革や布を張ったもの。折りたたんで持ち歩くことができる。◇古代から中世にかけては「胡床(あぐら)」といった。
➁数人同時にかけられる横長の腰掛け。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

床几
しょうぎ

腰掛の一種。
(1)宮廷調度では古く床子(しょうじ)といって、四脚付きの机のような形をし、上面は簀子(すのこ)(桟を張ったもの)からなり、高麗端(こうらいはし)、菅円座(すげえんざ)を敷く。大小によって大床几・小床几といい、塗装の有無によって漆床几、白木床几とよばれた。奈良時代の遺例として正倉院に2基あり、長さ233センチメートル、幅120センチメートル、高さ40センチメートルで、これは『東大寺献物帳』によって、胡粉(ごふん)を塗り、簀子の台上に黒地錦(にしき)端の畳を敷き、褐色地の錦の敷きぶとんと袷(あわせ)の掛けぶとんで2枚をあわせた大きさであることがわかり、寝台とみなされる。
(2)武家の間では、野外の軍陣で帷幕(いばく)のうちの主将の腰掛として用いるが、これは折り畳みのできる胡床(あぐら)の類である。[郷家忠臣]

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世界大百科事典内の床几の言及

【縁台】より

…木製と竹製があり,上面はすのこ状に作られるものが多い。関東地方では縁台とよぶが,関西では床几(しようぎ)という。室町時代に出現したようで,当時は置縁(おきえん)とよんでいる。…

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