出雲轡(読み)イズモグツワ

デジタル大辞泉 「出雲轡」の意味・読み・例文・類語

いずも‐ぐつわ〔いづも‐〕【×轡】

くつわの一。鏡板かがみいた部分十字形に彫り透かしたもの。十文字轡。名は、平安末期、出雲守宗介の創案によるからとも、出雲国で作られたからともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「出雲轡」の意味・読み・例文・類語

いずも‐ぐつわいづも‥【出雲轡】

  1. 〘 名詞 〙 くつわの一種。出雲製の鉄轡で、鏡の部分を十文字に彫り透かした様式という。
    1. [初出の実例]「出雲轡(イヅモグツワ)の大なるに、手綱二筋より合はせてぞ乗りたりける」(出典源平盛衰記(14C前)二〇)

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