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分ち書き わかちがき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分ち書き
わかちがき

正書法において,読みやすさへの考慮として,一定の単位 (分ち書き単位) を設定して,その間に空白を設けること。その単位は,言語により,用いる文字により,さらにそのなかでも立場により異なりうる。英語,ドイツ語などでは,単語ごとに分けて書くが,朝鮮語では助詞のような付属語は自立語につけて書かれる。日本語では一般に分ち書きを行わないが,漢字とかなの組合せが,視覚上,ある程度分ち書きに相当する効果をもつ。日本語で分ち書きが問題となるのは,かな文字文やローマ字文でこれを表記する必要の出てきたときで,これまでいくつかの方式が提案されているが,正書法として確立しているとはいえない。

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世界大百科事典 第2版の解説

わかちがき【分ち書き】

〈分け書き〉〈分別書き〉〈付け離し〉ともいう。文を一定の文法的単位ごとに分けて書くことが正書法として確立しているとき,それをいう。分けて書かれる部分はそれぞれ,どんな位置にあっても一定の形をとる。英語をはじめ世界のほとんどすべての言語は分ち書きされているが,日本語は韓国語とともに〈べた書き〉である。日本語で分ち書きが行われなかったのは,漢字と仮名という異種の文字が適当にまじりあって,文節を単位に分ち書きしているのと同じ効果があるからである。

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世界大百科事典内の分ち書きの言及

【文字】より

… 次に行の進み方についてみると,横書きの場合にはいずれも上から下へ進むが,縦書きの場合には,漢字やかななどのように右から左へ進むのと,モンゴル文字,満州文字のように左から右へ進むのとがあり,後者は右横書きの文字の借用から縦書きに発展したためであると説明される。 また,ローマ字,モンゴル文字などのように単語と単語との間に空間をおくいわゆる〈分ち書き〉の習慣をもっている文字がある一方,漢字,かな,インド系諸文字などにはそのような習慣がない。そのほか,固有名詞の前に空間をおくことによって敬意を表したり,あるいは行中における位置による尊敬・謙譲の意の表明など,字の配列における習慣は個々の民族によって独自のきまりがある。…

※「分ち書き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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