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分光連星 ぶんこうれんせいspectroscopic binary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分光連星
ぶんこうれんせい
spectroscopic binary

望遠鏡によっても2つの光点に分けて観測できないが,スペクトル分析によって2個であることがわかる連星スペクトルともいう。そのスペクトル写真において,吸収線が両星の視線速度の差によって2重になることから,1889年ミザール (おおぐま座ζ星) について E.ピッカリングが発見。現在 40個以上について軌道要素が計算されている。

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デジタル大辞泉の解説

ぶんこう‐れんせい〔ブンクワウ‐〕【分光連星】

望遠鏡では分離して見えないが、恒星スペクトルの吸収線に現れる周期的変化によって確かめられる連星。スピカなど。→連星

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百科事典マイペディアの解説

分光連星【ぶんこうれんせい】

連星

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大辞林 第三版の解説

ぶんこうれんせい【分光連星】

接近し過ぎているため望遠鏡では二個の星に分離して見えないが、分光器によるスペクトル分析によって吸収線のドップラー偏移の周期的変化が検出され、連星と認められるもの。

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世界大百科事典内の分光連星の言及

【食変光星】より

…また,こと座β型やおおぐま座W型の食外光度曲線の変化からは,球からずれた両星の形状がわかる。食変光星(食連星)は分光器でスペクトルを観測すれば,そのまま分光連星となる。両者の間の本質的な違いはなく,観測手段が違うだけである。…

【連星】より

… 一方,両星が接近していて2個の恒星に分離して見えなくても,連星として確認できる場合が少なくない。一つは,連星の軌道傾斜角が比較的大きく,軌道運動による視線速度の変化に伴う恒星のスペクトル吸収線の波長の周期的変動が検出される場合で,これを分光連星(図2)という。もう一つは,軌道傾斜角が90゜に近く,両星が軌道運動しながら互いに相手を隠し合うことによって,周期的に減光が観測されるもので,これを食連星または食変光星という。…

※「分光連星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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