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分類草人木 ぶんるいそうじんぼく

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分類草人木
ぶんるいそうじんぼく

茶道の成立期の茶法を伝える代表的な茶書の一つ。三巻。1564年(永禄7)に武野紹鴎(たけのじょうおう)の門人とされる真松斎春渓(しんしょうさいしゅんけい)が筆録した旨の奥書がある。冒頭に茶の将来から宇治七園までの流れと当代の茶風を説き、客人類、掛物類、花瓶類、葉茶壺(つぼ)、小壺類、台子(だいす)、風炉(ふろ)、囲炉裏(いろり)類、天目茶碗(てんもくぢゃわん)、香炉(こうろ)類、座席に分類して、種類、扱いなどを記す。本書は茶道創成期の茶書である『烏鼠(うそ)集四巻書』(1572成立)、『喫茶雑話(きっさざつわ)』(1620成立)、『数寄道次第(すきどうしだい)』(巻一は1654年、巻二は1612年、巻三は1602年書写)などと内容の重複がみられることから、その成立については今後の検討がまたれる。[筒井紘一]
『林屋辰三郎他注『日本の茶書1』(平凡社・東洋文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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