精選版 日本国語大辞典 「切蛆」の意味・読み・例文・類語 きり‐うじ【切蛆】 〘 名詞 〙① キリウジガガンボの幼虫。体長約二・五センチメートルで、黒褐色の細長い円筒形をし、先端に口器、尾端にえらや呼吸盤などの肉質突起がある。水田などの地中にすみ、イネ、ムギの幼根や種子を食害する。冬は土中で越冬。根切り虫。《 季語・夏 》[初出の実例]「棒枕真瓜(まくは)が花の下涼み〈如泉〉 夢なるかしらず切蠓(キリウヂ)かしらず〈春澄〉」(出典:俳諧・七百五十韵(1681)七)② 人をののしっていう語。うじ虫。[初出の実例]「過分の所領をついやし田地をそこなふ蠐螬(キリウジ)に同じきおのれら」(出典:浄瑠璃・相模入道千疋犬(1714)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「切蛆」の意味・わかりやすい解説 切蛆きりうじ 「ガガンボ」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by