大学新入生が大学での学習・生活にスムーズに適応することを目指したプログラムのことで,アメリカ合衆国では1980年代から,日本では90年代から取り組まれるようになった。日本ではゼミナール型および基礎・概論型の授業科目からなる場合が多い。内容としては,①学問への動機付け,②文献検索の方法,③ディスカッションの方法,④情報処理の基礎技術,⑤プレゼンテーションの方法を扱ったものが中心で,基礎的学習スキルが重視されている。また,専門のディシプリンへの導入教育の一環として行われている例も少なくない。アメリカではこのような学習スキルに加えて,大学生活全般における自己管理スキル,生活スキルについての指導・助言が重視されている。この違いは,日本の大学の初年次で強調される学習スキルが,アメリカではK-12と呼ばれる初等・中等教育において広く取り組まれ,大学初年次はその仕上げの時期に相当していること,大学入学による生活環境の変化がアメリカではより顕著なことなどが理由としてあげられている。
著者: 小笠原正明
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
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