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判取帳 はんとりちょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

判取帳
はんとりちょう

江戸時代から商家,商店などで用いられた商業帳簿の一種。大福帳の半分ぐらいの大きさで,金品を受取ったという証拠に先方に印を押させるもので,後日の紛争を避ける目的をもっていた。1枚物と違って綴じてあるので紛失の心配がなく,広く用いられた。しかし商業の発達による近代簿記の普及につれて,次第にその姿を消していった。

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世界大百科事典内の判取帳の言及

【商業帳簿】より

…異名同内容の帳簿もあれば,江戸時代の帳簿の代表的な名称であった大福帳などは売掛金の人別管理簿であったり,総勘定元帳の性格をもつものであったり,同一名称の帳簿でも商家によってその用法は一様ではない。また計算目的や記帳技術の違いによって関連帳簿のあり方も異なってくるが,通常商家において基本的に具備された帳簿の種類は,当座帳,売帳,買帳,金銀(銭)出入帳,判取帳,荷物渡帳,大福帳の類とされ,商業の繁閑によって便宜,帳簿の種類が増減された。すなわち取引の現場に備えられ,売買の区別なく取引の発生順に逐一記録される当座帳から仕入れ,売上げに関する買帳,売帳への国別・人別の仕訳があり,さらに現金売は金銀出入帳への記帳,掛売は大福帳への転記等が行われ,仕入商品の到着,未着,売払等に伴う在庫量の確認に際しての判取帳,荷物渡帳などが常備され,荷主へ交付する仕切書,差引目録や得意先への売掛金の書出しなどが,これらの諸帳簿に基づいて作成され,決算のための準備記録となった。…

※「判取帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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