刳り貫く(読み)クリヌク

デジタル大辞泉 「刳り貫く」の意味・読み・例文・類語

くり‐ぬ・く【×刳り貫く/×刳り抜く】

[動カ五(四)]物をえぐって穴をあける。えぐって中の物を取り出す。「岩壁を―・く」「目玉を―・く」
[類語]えぐるほじくるくるえぐり出すくじるこじるほじるほじくり出すほじくり返す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刳り貫く」の意味・読み・例文・類語

くり‐ぬ・く【刳貫・刳抜】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 えぐって穴をあける。えぐって中のものを取り出す。
    1. [初出の実例]「今は海中に岩をくりぬきて、ひきこもり候あひだ」(出典:御伽草子・田村の草紙(室町時代物語集所収)(室町末))
    2. 「柚子(みかん)の皮を刳(ク)りぬきて作りし眼鏡なり」(出典即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉謝肉祭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android