抉り出す(読み)エグリダス

デジタル大辞泉 「抉り出す」の意味・読み・例文・類語

えぐり‐だ・す〔ゑぐり‐〕【×抉り出す/×刳り出す】

[動サ五(四)]
刃物などを突き刺し、くりぬくように取り出す。「患部を―・す」
隠されている事実や真実を明らかにする。「根本的な問題点を―・す」
[類語]えぐるくりぬくほじくるくるくじるこじるほじるほじくり出すほじくり返す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抉り出す」の意味・読み・例文・類語

えぐり‐だ・すゑぐり‥【抉出】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 くりぬくようにして掘り出す。また、隠れているものを、明るみに出す。
    1. [初出の実例]「寧(むし)ろ此使用(つか)ひ古るした葡萄のやうな眼球を剜(ヱグ)り出したいのが僕の願ひです」(出典牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉)

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