デジタル大辞泉
「穿る」の意味・読み・例文・類語
ほぜ・る【×穿る】
[動ラ四]「ほじる1」に同じ。
「田畑にむらがりては、麦を―・り、大根をつつき」〈鶉衣・鴉箴〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ほじ‐く・る【穿】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 穴をあけて中をしきりにつつく。ほってつつきまわす。隙間にはさまったものをつつき出す。ほじる。
- [初出の実例]「敵地ならば、見付次第ほぢくるべいぞ」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
- ② 隠れた物事をわずかなことまでさがし出す。あばきたてる。
- [初出の実例]「左様ホジクらないで…〈略〉何故そんなに遊ぶと責めるよりか、何故もっと儲けないと責めた方が可い」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉下)
ほじ・る【穿】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
- ① 突ついて穴をあける。掘って突つき回す。掘る。
- [初出の実例]「此中敵地でほぢって来たかったの根をにくさらかして馬にはませべい」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
- ② わずかのことまで追及する。ほじくる。
- [初出の実例]「何から何まで掘(ホジ)って聞くから」(出典:いたづら小僧日記(1909)〈佐々木邦訳〉)
ほぜ‐く・る【穿】
- 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 =ほじくる(穿)
- [初出の実例]「剔は、中からほぜくり出すことを云」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講)
ほぜ・る【穿】
- 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 =ほじる(穿)
- [初出の実例]「虎がなれあさどって、ついつほぜつつしたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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