前相(読み)ゼンソウ

デジタル大辞泉 「前相」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐そう〔‐サウ〕【前相】

前ぶれ。前兆
天下災難を兼ねて知らする処の―かと」〈太平記・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「前相」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐そう‥サウ【前相】

  1. 〘 名詞 〙 前もって物にあらわれる吉凶物事の起こる前ぶれ。前兆。きざし。前表。ぜんしょう。
    1. [初出の実例]「願主、此を見て、恐ぢ怖れて、此、前々の如く塔を可壊き前相也と思て、歎き悲む」(出典:今昔物語集(1120頃か)一二)

ぜん‐しょう‥シャウ【前相】

  1. 〘 名詞 〙ぜんそう(前相)

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