剛塊(読み)ゴウカイ

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百科事典マイペディア 「剛塊」の意味・わかりやすい解説

剛塊【ごうかい】

クラトン,クラトーゲンまたは安定地塊とも。カンブリア紀以後ほとんど地殻変動を受けない強い地塊。楯(たて)状地卓状地をあわせた大陸中核部の安定な地塊。造山帯褶曲(しゅうきょく)帯を意味する用語オロゲンの対。大洋底の調査が不十分だったころ,地震活動などがほとんどない大洋底は古期岩類からなる安定地塊だと考え,大陸地域のものを高位剛塊,大洋地域のものを低位剛塊と呼んだ学者もいた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「剛塊」の意味・わかりやすい解説

剛塊
ごうかい

「クラトン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の剛塊の言及

【安定地塊】より

…古い地質時代に激しい変動を受け,その後は安定化してしまった地殻の部分で,変動帯と対照的な地域。クラトンcraton(剛塊)ともいう。主として花コウ岩や変成岩類からなり複雑な地質構造を示す。…

※「剛塊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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