剛性溶媒(読み)ごうせいようばい(英語表記)rigid solvent

世界大百科事典 第2版の解説

ごうせいようばい【剛性溶媒 rigid solvent】

溶液の物性測定を行うとき,溶媒を剛性状態にして溶質分子の運動を止めて利用することがある。このような特性をもった溶媒を剛性溶媒または剛体溶媒という。不安定で寿命の短い分子を剛性溶媒にとじ込めると,分子は安定になり寿命も長くなって,その光物性,光化学反応,放射線化学反応などの測定が容易になる。代表的な剛性溶媒EPAはジエチルエーテル5,2‐メチルブタン(イソペンタン)5,エチルアルコール2の割合で混合したもので,溶媒の英語名の頭文字をとってEPAという。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

デジタル大辞泉の解説

ごうせい‐ようばい〔ガウセイ‐〕【剛性溶媒】

溶質を安定的に保ち、剛体に近い状態にして種々の測定を行うための溶媒。低温下で極度粘性の高いガラス状の溶媒が用いられる。剛体溶媒。

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