劔龍神社(読み)けんりゆうじんじや

日本歴史地名大系 「劔龍神社」の解説

劔龍神社
けんりゆうじんじや

[現在地名]遊佐町当山

鳥海山西側山麓、下当しもと劔積けんしやく寺境内に鎮座祭神は大己貴命と少彦名命。旧郷社。創始は大同元年(八〇六)と伝える(出羽国風土記)。剣を神体とし当初は劔龍山権現と称していたが、弘仁七年(八一六)沙門弘覚が初めて本地薬師如来を安置し、劔龍山劔積寺と称した(社蔵文書)。もとは下当村の白山神社の東方にあったが、のち現在地に移転。慶長一四年(一六〇九)かめさき(現酒田市)城主志村光惟が堂宇を再建した(「菅原政次記」飽海郡誌)。延宝九年(一六八一)の庄内寺社領高付帳によれば、劔積寺は慶長一八年最上義光より下当村に三石六斗余の黒印を受け、うち三石を学頭浄光院、同六斗余を別当坊・宝蔵坊・宝泉坊・般若坊・極楽坊・安楽坊の衆徒六口に配当した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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